看護師の日常

看護師の日常的な仕事内容は一体どうなっているのでしょうか。
入院病棟に勤務している看護師で日勤である場合、1日の始まりは申し送りと呼ばれる夜勤の看護師からの引き継ぎも含めた看護師たちの打ち合わせのようなものから始まります。それで自分の担当する患者の様子や今日のスケジュール、自分の仕事を確認します。それが終われば患者が入院している病棟を回って歩き、脈拍測定や血圧、体温などバイタルチェックをしていきます。それから検査の準備を行うとあっという間に昼食時間になります。
そしてその後も検査の準備、入退院する患者の身辺準備、送り迎えをしてさらに自分の仕事をすれば帰る時間になります。
病院によって異なりますが、勤務形態としては日勤と夜勤に分かれる2交代制、日勤、準夜勤、夜勤に分かれる3交代制があります。
夜勤は働く看護師の数も少なくなるのでそれほど業務に追われることもないのですが、ナースコールは鳴るし、トイレに行けない患者の付き添い、寝返りが打てない患者を2~3時間ごとに体位を変える必要があるので、決して暇ではありません。仮眠時間も2~3時間あるので、一緒に入っている看護師と交代で寝ます。しかし忙しい時は寝ることが出来ずに朝を迎えることもあります。そうして日勤の看護師に引き継ぎをして、その日は休みになるか、また夜勤に入る、というようになります。
シフト的にも、また人の命に関わる仕事ということで精神的にも負担のかかる仕事ですので、看護師自身のやる気や志の高さが必要になる職業だと思います。