私は結婚直後、夫からオレの給料だけでやっていけないのかと言われたことがります。
正直、やっていけませんと返事をしたのを覚えています。
古い体質の会社に勤めていたため、結婚後退職。何とか仕事が見つかり、働き始めて7カ月後に妊娠が発覚。
子どもが出来づらいと言われていたため、嬉しさはひとしおでした。その上、職場からはありがたいことに仕事を続けてもいいと言って頂いたのに、妊娠発覚から1カ月後に仕事中に出血してしまい、慌てて病院へ。
仕事を続けることが難しくなり、子どもを無事に産むために退社を選びました。
けれど、それまでの蓄えでいつまで生活出来るのか、子どもがいて多少の補助が自治体からあったとしても、それを生活費に考慮して暮らし続けることは安定した生活とは言えません。
子どもが保育園に行ける年齢になるまで何とか頑張り、仕事を探しました。
この時に感じたのは、勤め先が家庭を持った女性を受け入れる準備が出来ているかどうかも重要ですが、女性の仕事への理解は、やはり何より家族の理解の深さだと言うことです。
子どもが生まれたことで、夫は私が外に出ることを嫌がりました。
ただ、子どもが少ない地域に住んでいて、保育園に預けた方が同世代と交流出来る環境でした。そこで、たまたま園長先生から直接子どもを預けないかと声をかけて頂いたことで、大きく私が仕事をすると言う現実が動きました。
家庭を維持する女性の仕事を支えているのは、周りの協力です。
夫や子ども、そして周りにいてくれるみんなに感謝しつつ、今日も仕事に励んでいます。